第4Q残り0秒からのヘイルメリーパス
なお、このゲーム、グリーンベイは第3Qの途中まで無得点で、0-20と、20点差を付けられていたようです。その点差からの逆転ということで、大きなモメンタムの変化があったものと思われます。
NFLの第46回スーパーボウルが、2012年2月5日(日本時間では、6日)、米国・インディアナポリスのルーカスオイルスタジアムで行なわれた。NFCチャンピオンのニューヨーク・ジャイアンツとAFCチャンピオンのニューイングランド・ペイトリオッツとの対戦は、4年前の第42回大会の再戦。第4Q最後まで勝敗の行方がわからない接戦の末、ニューヨーク・ジャイアンツが勝利を収めた。
両チームの直接対決は、最近の3試合においては、2007年レギュラーシーズンの第17週(ペイトリオッツが3点差で勝利)、同シーズンの第42回スーパーボウル(ジャイアンツが3点差で勝利)、2011年レギュラーシーズン(今シーズン)の第9週(ジャイアンツが4点差で勝利)と、いずれも第4Qで逆転劇が生じるといったように接戦となっていたが、今回のスーパーボウルでも、ジャイアンツは第4Qの逆転で栄冠をつかんだ。
アメフト、今シーズンの関西学生リーグも、後半戦に入ってきた。
ご存知の通り、今年の関西学生リーグは、凄いことになっている。京大卒、鹿島ディアーズでもプレーしていた板井征人が率いる関西大学が、京大、神戸大を破ったのに続き、関学と、さらに立命館をも食ってしまい。現在4勝0敗と、単独トップ。しかも、今後は、甲南大、近畿大、同志社という、決して安心できるわけではないが、関学や立命館などに比べれば比較的戦いやすい下位校との対戦が残っているだけであり、このまま全勝優勝の可能性も高い。
板井は、書籍を執筆するほどの理論家であるとともに、NFLヨーロッパにも参戦した経験から、NFLに近いチーム運営も肌で学んできていると思われるし、今後の日本のフットボール界の柱のひとつとなる人物である。
1990年代からの三強時代(京大、関学、立命館)、あるいは二強時代(関学、立命館)に、明らかに終止符を打つ、新しい時代の始まりであろう。
そして、ちょっと気が早いが、関西大学 対 鹿島という、2010年1月3日のライスボウルでの対戦を見てみたいとおもう。